SQA Insider

ソフトウェア品質保証、ソフトウェアテストについてのメモ書き。

IPv6アドレスのバリデーション

RFC5962があったとしても、システムとしてはどのように表記されたIPv6アドレスが来ても扱えないことには使い物になりません。
アドレスの種類ごとに使えるか使えないかの確認をするテストケースが必要になります。

アドレス種別

IPv4互換アドレス
::192.168.255.255
IPv4射影アドレス
::ffff:192.168.255.255
未指定アドレス
::0

表記省略によるゆらぎ

一切省略形を用いていない最大長パターン
2001:0db8:0000:0000:aaaa:0000:0000:0001
::を使う候補が二か所ある
2001:db8::aaaa:0:0:1
2001:db8:0:0:aaaa::1
先頭の0を中途半端に省略
2001:db8::aaaa:0:0:01
2001:db8::aaaa:0:0:001
2001:db8::aaaa:0:0:0001
case-insensitiveであることの確認
2001:DB8:0:0:AAAA::1
2001:Db8:0:0:AaAa::1