テストの進捗管理
管理対象のテストセットが複数のファイルに分かれているのであれば、それぞれのファイルに集計表シートを1枚作成し、さらにひとつ管理用のファイルを作成し外部から参照するとよい思います。
これはテスト実行者にとっての進捗把握と、テストマネージャーによる進捗管理を兼ねるようにするのが目的です。
テストマネージャーは日常的には、管理用ファイルだけを見ればテストの実行状況を把握できるようにするのがゴールとなります。
管理すべき項目
テストの進捗管理では、以下の項目を管理する必要があります。
- テストケース数
- 合格数
- 不合格数
- スキップ数
- 実行件数・・・合格数+不合格数
- 未実行件数・・・テストケース数-実行件数
- テスト除外数・・・あらかじめ実行対象外としたテストケースの数でスキップとは異なる
また、バグの発生・処理状況についても同じファイルにプロットすると、テストが有効かどうかについての考察ができます。(テスト実行数 vs バグ検出数 および スキップ数 vs 未修正バグ数)
これは以下の項目を管理対象とします。
- 検出バグ数
- 修正バグ数・・・ステータスがRESOLVED以上になったもの
なお、品質保証のためのバグ曲線は追加の要素が発生しますので別途作成するべきです。一つのファイルに機能を持たせすぎるとわかりにくくなります。もちろん、元の生データを共有する分には問題ありません。